料理って、レシピ通りに作っているはずなのに、なぜか「うまくいく日」と「いかない日」がありますよね。
私自身、学生の頃から今も、レシピを一行ずつ確認しながら作るので精一杯です。
それでも世の中には、冷蔵庫にあるものでサッと一品仕上げてしまう人がいます。
昔、高校の調理員をしていた祖母が、まさにそうでした。
「あの違いって、何なんだろう?」
ずっと不思議だったのですが、今ならはっきりわかります。
その違いは、
レシピを知っているかどうかではなく、
原理原則を理解しているかどうかです。
料理でいえば、
・酸を加えるタイミングで食材の色が変わること
・塩で水分が引き出される仕組み
・タンパク質が熱でどう変化するのか
こうした“裏側の仕組み”を理解しているから、
材料や条件が変わっても応用ができ、
結果として「おいしく」仕上がる。
実は、体のこともまったく同じだと、私は思っています。
「〇〇ダイエット」
「△△健康法」
こうした方法を一生懸命試しているのに、思ったように体が変わらない。
そんな経験がある方も少なくないはずです。
でもそれは、あなたの努力が足りないからでも、意志が弱いからでもありません。
ただ、体の“原理原則”を、きちんと教わる機会がなかっただけなのかもしれません。
本当は、
・なぜ疲れが取れないのか
・なぜ痩せにくくなるのか
・なぜストレスで体調が乱れるのか
これらはすべて、
体の中で起きている「仕組み」として説明できます。
私は、
「頑張り続けないと保てない健康」や
「方法を渡り歩き続ける体づくり」に、
ずっと違和感を感じてきました。
だからこそ、パーソナルトレーニングではレシピのような“やり方”よりも、なぜそうなるのかという体の仕組みや栄養の本質を伝えることに時間を使っています。
原理原則がわかれば、選択はシンプルになります。
迷いも、不安も、少しずつ減っていきます。
レシピを増やすより、「なぜそうなるのか」を理解すること。
それができたとき、体は思っている以上に素直に応えてくれるものです。
もし今、迷いながら頑張っている自分がいるなら、抜け出すヒントは、意外とシンプルなところにあるのかもしれません。



