私たちは日々、意識しているかどうかに関わらず、誰かの「まね」をしながら生きています。
でも実は、「まねする」という行動には大きく分けて2つの種類があると、私は感じています。
ひとつは、目に見える行動だけをまねすること。
もうひとつは、その人がなぜその選択をしたのか、背景にある考え方や基準まで含めてまねすること。
たとえば、有名な話として
「キムタクの家には砂糖が置いていない」
というエピソードがあります。
この話を聞くと、
「じゃあ私も砂糖を家に置かない生活をしてみよう」
と、行動をそのままコピーしたくなりますよね。
でも、本当に大切なのはそこではありません。
大事なのは、なぜ砂糖を置かないと決めたのか。
その人が、どんな基準でその選択をしたのか、という部分です。
理由を知らずに行動だけをまねすると、一見同じことをしているようで、実はまったく別の方向へ進んでしまうことがあります。
この構造は、ダイエットや健康づくりの世界でも、驚くほどよく見かけます。
・あの人がやっているトレーニング
・あの人が食べている食事
・SNSで話題になっている健康法
行動だけを切り取ってまねしても、「なぜその人はそれを選んだのか」がわからなければ、同じ結果にはなりにくい。
それを見てきたからこそ、私はこのブログで「やり方」よりも考え方や基準の部分を伝えることに時間を使っています。
行動(アウトプット)は、だれでも簡単にまねできます。
だからこそ、多くの人は表面だけを追いかけてしまう。
でも、本当に変わっていく人は、
「どうしてその行動を選んだのか?」
その裏側にある見えないインプットを見ようとしています。
「学ぶ(まなぶ)」という言葉の語源は「真似ぶ」。
誰かの良いところを取り入れること自体は、とても自然なことです。
ただそのとき、
・行動だけを追いかけていないか
・理由や前提を飛ばしていないか
そこに一度立ち止まれるかどうかで、選択の質は大きく変わります。
私は、
「頑張り続けないと成り立たない健康」や
「情報を渡り歩き続ける体づくり」を
当たり前にしたくありません。
だからこそ、このブログでは正解を押しつけるのではなく、考えるための視点を置いています。
今あなたがまねしているのは、行動だけでしょうか。
それとも、考え方や理由まで含めたものしょうか。
その問いに向き合うことが、これからの変化のヒントになるかもしれません。



