年の始まりに考えたい、「願望」と「意図」の違い

intention ダイエットの心構え

年の始まりになると、
「今年こそは痩せたい」
「今年こそは変わりたい」
そんな目標を立てる方も多いと思います。

決意としては、とても前向きですよね。

でも実は、
その「〜したい」という願い方そのものが、
うまくいかない原因になっているとしたらどうでしょうか。

多くの人が使っている
「〜になりたい」「〜したい」という言葉。
この表現の前提には、
「今はそうなっていない」という欠乏感や不安が含まれています。

強く願えば願うほど叶う、と思われがちですが、
実際にはその欠乏の状態を、
自分自身で何度も確認していることになるんですね。

一方で、「意図」という考え方があります。

意図とは、
「〜である」「〜を選択する」という在り方の表現。

たとえば、
「痩せたい」ではなく
「自分の体を大切に扱う選択をしている」
というような状態です。

ここには、焦りや不安がありません。
静かな決意と安定感があり、
感情と思考が同じ方向を向いています。

この状態になると、
行動や思考にいくつかの変化が起こります。

・不安や焦りが減る
・直感的なアイデアが浮かびやすくなる
・無理なく行動したくなる
・選択に迷いにくくなる

結果として、
必要な情報や人との出会いが増えたり、
物事が自然と進みやすくなったりします。

ここまで読んで、
「考え方の話だな」と感じた方もいるかもしれません。

でも、私がこの話をブログで書いているのは、
精神論を伝えたいからではありません。

体づくりやダイエットの現場で、
「正しい方法を知っているのに続かない」
「頭では分かっているのに動けない」
という方を、何度も見てきたからです。

多くの場合、問題は方法ではなく、
目標の持ち方や、物事を見る前提にあります。

「頑張らなきゃ」
「変わらなきゃ」
という前提で体に向き合うほど、
体も心も、どこか緊張したままになってしまう。

私は、
体を変えることよりも先に、
体と向き合う前提そのものを整えることが大切だと感じ、
この仕事を続けています。

そして、
無理や我慢を前提にしない選択が増えれば、
結果的に体も、生活も、
もっと穏やかに整っていく人が増える。

それは、
個人の健康だけでなく、
焦りや不安に振り回されにくい社会につながると、
本気で思っています。

もし今、
「変わりたいのに動けない」
「やる気が続かない」
と感じているなら、

それは意志が弱いからではなく、
願望の形が、今の自分に合っていないだけかもしれません。

今年はぜひ一度、
「〜になりたい」という願望を、
「〜である」「〜を選択している」という意図に置き換えてみてください。

その瞬間から、
行動の重さや気持ちの疲れ方が、
少し変わってくるはずです。

体づくりも、人生も、
無理に動かすものではなく、
整った前提の上で、自然に動いていくもの。

年の始まりに、
そんな視点を持ってみるのも、
悪くないかもしれません。