なぜ『私は痩せている』と言い聞かせるほど苦しくなるのか

choice ダイエットの心構え

今回は、前回の記事の続きです。

前回の記事はこちら
【年の始まりに考えたい、「願望」と「意図」の違い】

前回、
「〜になりたい」という願望を、
「〜である」「〜を選択している」という“意図”に置き換えてみてください、
というお話をしました。

「〜である」というのは、「すでに、そうなっている」という前提で日常を送るということです。

たとえば、
「痩せたい」というのが願望だとしたら、
意図に置き換えると「痩せている」になります。

つまり、
『すでに痩せている自分』として日常を過ごす、という考え方です。

ただ、正直に言うと、これって結構難しいですよね。

日常の中には、どうしても現実と向き合わされる場面がたくさんあります。

・鏡に映る自分の体を見たとき
・本当は着たい服が、まだ少しきついと感じたとき

そんなときに、
「やっぱり、全然痩せてないよね…」と思ってしまう人もいれば、
「いやいや、私はすでに痩せているんだ!」と、
何度も言い聞かせるように強く信じようとする人もいると思います。

でも実は、
このどちらも、あまりおすすめできません。

前者は、その瞬間に「痩せていない自分」に戻ってしまっていますよね。

後者も一見前向きに見えますが、本当に痩せている人が、そこまで必死に自分に言い聞かせるでしょうか。

強く信じようとすればするほど、心のどこかで
「でも、本当は痩せていないし…」
という違和感が生まれやすくなります。

では、「私はすでに痩せている」と思う度に毎回その違和感が出てきてしまう場合は、どうすればいいのでしょうか。

無理に『痩せている自分』になろうとしなくていい、ということ。

そもそも、前回の記事でも紹介した「意図」とは、現実を否定することでも、未来の自分になりきることでもありません。

もっと現実的で、もっと静かな在り方です。

たとえば、
鏡を見て
「痩せてないな」と感じたとき。

ここで大切なのは、
「痩せていない自分」を責めることでも、
「私は痩せている!」と無理に上書きすることでもありません。

意図に近い在り方は、こんな感じです。

・今の私は、体を整える選択をしている
・数字や見た目より、体の働きを取り戻す途中にいる
・私は、体を雑に扱わない側を選んでいる

これは嘘でも、強がりでもありません。
今この瞬間の事実として成立する意図です。

実際に体が変わっていく人は、
「痩せているかどうか」を
一日に何度も確認しませんよね。

その代わりに、

・ちゃんと眠れているか
・呼吸が浅くなっていないか
・疲れを無視していないか
・空腹なのか、ストレスなのか

こうした体からのサインに意識を向けています。

つまり、
「痩せている自分になる」ことよりも、
「痩せていく人が自然に選んでいる行動を、今日も選んでいるか」
そこに意識を向けているんですね。

だからミヨラボでは、「何キロ痩せるか」よりも先に、

・体が必要以上に緊張(執着)していないか
・我慢が前提になっていないか
・無理な努力を続けていないか

こうした部分を一緒に確認していきます。

意図とは、
未来の姿を無理に信じ込むことではなく、
今日の体の扱い方を、少し現実的に変えること

もし今、
「痩せたいのに苦しい」
「頑張っているのに疲れる」
と感じているなら、

それは意志が弱いからではありません。

体や脳に合わない『前提』で、一生懸命頑張ってきただけかもしれません。

痩せることは、気合いで達成する目標ではなく、整った体に戻った結果、あとからついてくる現象です。

無理な方法で痩せることはできても、それがあなたにとって本当の意味で「痩せた」でなければ意味がありません。

だから、今日の意図は「私は痩せている」でなくていい。

「私は、体をちゃんと整える側を選んでいる」

それくらいの静さで、十分。
そうミヨラボは考えます。