痩せない原因は血の質でした

赤い血の重要性 ダイエットの基礎知識

【痩せない原因は“血の質”?】

頑張っているのになかなか痩せない──そんな悩みはありませんか?

ここでいう「痩せない」とは、体重ではなく“体についた脂肪”が落ちない状態を指します。

その原因、実は「血の質」が関係しているかもしれません。

そもそも「血の質が悪い」ってどういうこと?

「血が貧しい」と書いて“貧血”。

つまり、血の質が良くない状態=貧血と考えると分かりやすいです。

貧血状態では、細胞に酸素をうまく運べないため、脂肪燃焼効率が低下。

いくら運動をしても、痩せにくい体になってしまうのです。

脂肪燃焼に必要なのは「酸素」

脂肪は、ただ運動すれば燃えるわけではありません。 『酸素』が届くことで、はじめて脂肪はエネルギーとして使われます。

この酸素を運んでいるのが、血液中の「赤血球」と、その中にある「ヘモグロビン」。

  • ヘモ=鉄
  • グロビン=タンパク質

この2つの材料が揃って、ヘモグロビンは酸素を運ぶことができます。

つまり、鉄やタンパク質が不足すると酸素供給が滞り、脂肪が燃えにくくなります。

これが原因で痩せれていない人が多いんです…

酸素不足は「不調の根源」

酸素不足=貧血が引き起こす不調は、痩せにくいだけではありません。

・顔色が悪い
・頭痛やめまい
・動悸、息切れ
・慢性的な肩こり、疲労感
・不妊やホルモンバランスの乱れ

など、さまざまな体調不良の原因にもなります。

ヘモグロビンを増やすには?

ヘモグロビンの主成分である「鉄」「タンパク質」をしっかり摂ることが重要です。

鉄には2種類ある

  • ヘム鉄:動物性食品(レバー、赤身肉など)
  • 非ヘム鉄:植物性食品(ほうれん草、小松菜など)

吸収率は、ヘム鉄が非ヘム鉄の5倍以上。 鉄不足対策には、ヘム鉄が豊富なお肉が最適です。

女性と鉄不足の深い関係

日本人女性の約4人に1人は貧血といわれ、さらにその多くが『採血不能』レベルの重度状態。

  • 月経中は1日で20mg近くの鉄が失われる
  • 鉄は吸収率が極めて低く、必要量の約10倍を摂らないと不足しがち

1日に必要な鉄を補うには…

  • レバー:約50〜60g
  • ほうれん草:約2kg

毎日は現実的に厳しいため、鉄サプリメントの活用も視野に入れましょう。

鉄だけでは不十分!吸収に必要な栄養素たち

鉄の吸収・運搬・赤血球の生成までには、以下の栄養素も不可欠です。

  • ビタミンC:鉄の吸収を助ける
  • ビタミンB6、B12、葉酸:赤血球の合成に必要
  • ビタミンA:骨髄での血液生成をサポート
  • タンパク質:鉄の運搬・合成すべてに関与

つまり、バランスよく栄養を摂ることが、痩せやすい体質づくりの鍵です。

結論:ダイエットは「健康体」が前提!

体脂肪を落としたいなら、まずは「体の土台=血液の質」を整えること。

不調のない健康体こそが、

・代謝が高い
・疲れにくい
・痩せやすい

状態を作ってくれます。

まずは「血の質改善」から始めましょう!

  • 鉄とタンパク質を中心とした食事
  • 必要に応じたサプリメント活用
  • ビタミン群もしっかり意識

このような「血を整える栄養習慣」をはじめることで、「頑張ってるのに痩せない…」から卒業できるかもしれません。

痩せたい、疲れやすい、冷え性…そんな悩みを持つ女性にこそ知ってほしい、栄養の真実をお届けしました。

よかったら参考にしてみてくださいね!