「我慢しないで痩せるなんて、そんなに簡単な話なの?」
「食べたいものを我慢しないと、痩せられないんじゃない?」
「好きなものを食べながら痩せるなんて無理でしょ」
そう思うのは、当然のことだと思います。
私たちは長い間、
「痩せるためには食べる量を減らす」
「結果を出すには我慢が必要」
という考え方を当たり前のように聞いてきました。
実際、ミヨラボに来られる方の中にも、すでに十分すぎるほど頑張ってきた方がたくさんいます。
食事を減らしたり、運動を頑張ったりしているのに、思うように体が変わらない。
それどころか、
- 疲れやすくなった
- 体が冷える
- 甘いものがやめられない
- 食欲がコントロールできない
といった悩みが増えてしまうこともあります。
「こんなに頑張っているのに、なぜ変わらないんだろう?」
そう感じてしまうのも無理はありません。
我慢しているのに痩せにくくなるのはなぜ?
食事を極端に減らしたり、空腹を長時間我慢したりすると、体は「エネルギーが足りない」と判断します。
すると、体はできるだけエネルギーを使わないようにして、今あるエネルギーを守ろうとします。
その結果、
- 疲れやすくなる
- 筋肉が減りやすくなる
- 冷えを感じやすくなる
- 食欲が強くなる
- 甘いものが欲しくなる
などの変化が起こることがあります。
これは、意志が弱いからではありません。
体がエネルギー不足から自分を守ろうとしている反応でもあります。
なぜ我慢すると「甘いもの」が欲しくなるの?
特に知っておきたいのが、空腹が長く続いたときの体の反応です。
脳は休むことなく働いているため、エネルギーを必要としています。
食事を抜いたり、食事量を極端に減らしたりすると、血液中のブドウ糖が少なくなることがあります。
すると体は、
「エネルギーが足りない!」
と判断して、血糖値を上げるためのホルモンを出します。
この反応が強くなると、すぐにエネルギーになる甘いものや炭水化物を強く欲しくなることがあります。
だから、
「昼食を減らしたら、夕方に甘いものが止まらなくなった」
ということが起こるのです。
これは単純に「我慢が足りない」という話ではありません。
体が不足したエネルギーを補おうとしている可能性があります。
私が「我慢しないダイエット」を伝えている理由
ここでいう「我慢しない」は、
好きなものを好きなだけ食べる
という意味ではありません。
ミヨラボが大切にしているのは、
食事を減らして無理に体重を落とすのではなく、体がきちんと働ける状態を作ること
です。
これまで多くの方の体を見てきた中で、体が変わっていく方には共通する部分がありました。
それは、特別なダイエット方法をしていることではありません。
- 必要な栄養が摂れている
- 食事をきちんと消化できている
- 睡眠や休息が取れている
- 呼吸がしやすい
- 体が過度に緊張していない
- 日常的に無理をしすぎていない
こうした基本的な状態が整っていることです。
血糖値を安定させる食事の考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
血糖値を整える体質改善ダイエット|食べて痩せるための食事の考え方
「食べても太りにくい人」は何が違う?
「食べても太りにくい人」と聞くと、
「生まれつき代謝がいいんでしょ?」
と思うかもしれません。
もちろん体質には個人差があります。
ただ、それだけではありません。
体が必要な栄養を受け取り、エネルギーを作り、消化や吸収がスムーズに行われていることも大切です。
反対に、
- いつも疲れている
- 体が冷えている
- 食事量が少ない
- 甘いものが無性に欲しくなる
- ストレスが強い
- 食事の時間が不規則
という状態が続いていると、体重だけを減らそうとしても思うようにいかないことがあります。
そんな状態の人に、
「もっと食事を減らしましょう」
「もっと運動しましょう」
と言うだけでは、かえって負担が大きくなってしまいます。
だからこそ、ミヨラボでは「減らす」前に「整える」ことを大切にしています。
「我慢しないのに痩せる」の考え方
ポイントは、
食べないことではなく、必要なものをきちんと満たすこと。
例えば、
- 必要なエネルギーを摂る
- タンパク質やビタミン・ミネラルを補う
- 食事のリズムを整える
- 消化しやすい食べ方をする
- しっかり休む
こうしたことを積み重ねていくと、強い空腹や間食への欲求が落ち着いてくることがあります。
その結果として、食事を無理に我慢しなくても、自然と食べる量が安定してくる。
これが、ミヨラボが考える「我慢しないダイエット」です。
「我慢しない」=好きなだけ食べる、ではありません
ここは大切なポイントです。
「我慢しない」というのは、
「何を食べてもいい」という意味ではありません。
例えば甘いものが欲しくなったとき、
「食べちゃダメ!」
と無理に抑えるのではなく、
「今日は食事が少なかったかな?」
「睡眠が足りていないかな?」
「昼食から時間が空きすぎていないかな?」
と、自分の体の状態を確認してみる。
つまり、
食欲を敵にするのではなく、体からの情報として受け取る
ということです。
今日からできる5つのこと
いきなり全部を変える必要はありません。
まずは、できそうなものを一つ選んでみましょう。
① ご飯を極端に抜かない
主食を極端に減らすと、空腹が強くなったり、甘いものが欲しくなったりすることがあります。
まずは毎日の食事で、必要なエネルギーを確保することから始めましょう。
② 甘いものが欲しくなったら、食事を振り返る
「また食べてしまった」と自分を責めるのではなく、
「今日はちゃんと食べていたかな?」
と振り返ってみましょう。
③ 食べる前に一度深呼吸する
緊張した状態ではなく、少し落ち着いてから食事を始めることを意識してみましょう。
④ 姿勢を整える
背中が丸まった状態で長時間過ごしている人は、まず立ち方や座り方を見直してみましょう。
⑤ 自分を責めすぎない
「食べてしまった」
「また失敗した」
と自分を責め続けることは、ストレスを増やす原因になります。
一度の食事で結果が決まるわけではありません。
最後に|もう十分頑張ってきたなら、「減らす」ことをやめてみよう
ダイエットというと、
「何を減らすか」
を考えることが多いと思います。
でも、これまで十分に食事を減らしてきたのに体が変わらないのであれば、必要なのはさらに我慢することではないかもしれません。
まずは、
「体がきちんと働ける状態を作る」
ことから始めてみましょう。
必要な栄養を摂り、食事のリズムを整え、しっかり休む。
そのうえで、自分の体に合った運動や生活習慣を取り入れていく。
「痩せなければ」と自分を追い込むのではなく、体が元気に働ける環境を作った結果として、体重やボディラインが変わっていく。
それが、ミヨラボが考える「我慢しないダイエット」です。
これまで頑張ってきたからこそ、これからは体を責めるのではなく、体を整えることから始めてみませんか。



